私設現代アート美術館「KAMU kanazawa」と金沢市が連携し、市が管理する本多公園で久保寛子の泥足を展示。公共空活用促進モデル事業として取り組みを行う。

setchu株式会社(本社:石川県金沢市、代表:林田堅太郎)が運営する私設の現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」は、新プロジェクト「TOWN HACKER」を始動。第一弾は、金沢市と連携し「公共空間活用促進モデル事業」として、2022年4月1日(金)から久保寛子の「泥足」を国登録有形文化財・旧本多家住宅長屋門などがある本多公園で公開します。

増殖する美術館KAMU kanazawaが仕掛ける新プロジェクトTOWN HACKER」。美術館の展示室内を飛び出し全体を展示空間と捉えるプロジェクトがスタート

2020年6月に開館し、現在金沢市内に6つの展示スペースを有するKAMU kanazawaの新プロジェクト「TOWN HACKER」は、街自体を展示空間とし、街の文化や景観の特徴を改造、拡張し、作品を街に溶け込ませ、いつでも気軽にアートにふれられる環境を作るプロジェクトです。街を歩き路地に入ると当たり前のように作品に出会える街並みを生み出し、日常がアップデートしていくような体験を目指します。第一弾は金沢市と連携し「公共空間活用促進モデル事業」としてKAMU kanazawanoのコレクション作品である久保寛子の「泥足」を、鈴木大拙館や松風閣庭園、中村記念美術館に囲まれた本多公園で展示します。

金沢市の「公共空間活用促進モデル事業」は広場・公園・道 等の公共空間について、官民連携により、市民や来街者が日常的に集い、憩える場としての有効活用を検討・促進し、居心地や利便性を高めることで、まちなかの賑わい創出を図る取組を進める事業で、KAMU kanazawaアートによる公共空間の利活用と、周辺地域の回遊性向上に向けたモデル事業として実施します。

KAMU kanazawaの人気作品の一つである久保寛子「泥足」、約1年半ぶりの公開を楽しみにしていただければと思います。

KAMU kanazawa
金沢21世紀美術館から徒歩3分、金沢市の中心部に2020年6月に開館した私設現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」。中核となる施設〈KAMU Center〉を含め複数カ所、徒歩圏に展示スペースを点在させ歩いて街を巡りとアートを楽しめる。レアンドロ・エルリッヒの作品《INFINITE STAIRCASE》や、写真家・森山大道を代表するモチーフの一つである唇で埋め尽くされた空間作品《Lip Bar》をはじめ、世界的に注目を集めるアーティストの作品にふれることができる。

久保寛子 泥足 展示
展示期間:2022年4月1日〜2022年9月30日
会場:本多公園
住所:石川県金沢市本多町3−2

KAMU kanazawa
入館料:1300円(全スペース共通チケット)、小学生以下無料(チケットの購入は広坂のKAMU Centerのみ)泥足の展示は無料公開
閉館日:月曜(月曜が祝日の場合は営業)
開館時間:11:00~18:00
住所:石川県金沢市広坂1-1-52 KAMU kanazawa
※KAMU skyは展示入れ替えのため公開しておりません。