おくれ毛に添えた右手のさくら貝【川柳・短歌シリーズ】

おくれ毛に
添えた右手の
さくら貝
想い届けと
その色にのせ

美しいあなたが、右手でおくれ毛を書き上げるしぐさ。
その右手の指先には、ほんのり桜色に濡れ光る爪の色。

この想いがいつかあなたに届きますように。