日本武尊が白鳥(魂)となり飛来したとされる、千葉県君津市の「白鳥神社」・「はしご獅子舞」も

ここ白鳥神社は日本武尊に縁深く、その魂が白鳥となり飛来したとの伝説があります。神社奥の林内に、尊を祀った剣形の塚が建てられており、霊妙な空気が流れているかのようです。

毎年4月28日日の祭礼の際、神社の広場において「はしご獅子舞」が演じられます。

この獅子舞の由来は、戦国時代永正元年(1504)に紀州高野山の名僧弘範上人が、真言密教布教のため、霊地鹿野山を訪れた時まで遡ります。

当時、奥高野には1匹の牡獅子とそれを慕う牝獅子が住んでおり、獅子が恋に燃え荒れ狂う様が、断崖を模したはしごの上で演じられます。

この行事は上人を慕ってこの地に移り住んだ木こりたちが、遠く離れた故郷の奥高野を思い、始められたものと伝えられています。