小さな視点から大きな世界を発見!『ぐるりひとまわり (リトル・アイ 10)』は、好奇心を刺激する写真絵本。身近な景色がぐるりと変化し、子どもの想像力と観察力を育む人気シリーズ最新作。親子で楽しむ発見の旅へ!
『ぐるりひとまわり (リトル・アイ 10)』は、身近なものや風景を新しい角度からとらえ、子どもたちの「見る目」を育てる写真絵本シリーズの最新作です。「リトル・アイ」シリーズは、シンプルでありながら深い気づきを与えてくれることで人気を集めてきましたが、本作もまたその魅力を存分に発揮しています。
本書のテーマは、「ぐるりとひとまわり」。普段何気なく見ている景色やモノも、視点を少し変えるだけでまったく違った姿を見せてくれます。例えば、ぐるりとカメラを回すことで、いつもの公園がぐんと広がる大冒険の舞台に変わったり、身近な道がまるで迷路のように感じられたり。そんな発見が、ページをめくるごとに子どもたちを待っています。
特に魅力的なのは、写真を主体に構成されたページの迫力です。言葉は少なくとも、視覚的に訴えかける写真が「見ることの楽しさ」を自然に教えてくれるので、まだ文字が読めない小さな子どもでも楽しめます。さらに、写真には遊び心やユーモアが散りばめられており、大人にとっても「なるほど!」と驚かされる発見が多くあります。
また、『ぐるりひとまわり』は子どもの想像力を広げる仕掛けが随所にあります。写真を見て「これはどこから撮ったのかな?」「次にひとまわりしたら何が見えるんだろう?」と想像することが、自然と親子の会話を生み出します。単なる写真絵本にとどまらず、「観察」「発見」「対話」という三つの要素が揃っているのも、このシリーズならではの特徴です。
シリーズ第10巻にあたる本作は、これまでのファンにも新鮮な驚きを与える構成となっており、「リトル・アイ」を初めて手に取る読者にとっても格好の入門書となるでしょう。写真をぐるりと回す発想は、まるで子どもの視点をそのまま映したかのようで、大人が忘れてしまった「純粋な好奇心」を思い出させてくれます。
『ぐるりひとまわり』は、絵本の読み聞かせタイムにぴったりの一冊です。親子で一緒にページを開けば、「次はどんな景色かな?」とワクワクしながら楽しめること間違いなし。さらに、子どもが自分でページをめくりながら発見を重ねていくことで、自ら考え、探究する姿勢を育む助けにもなります。
ぐるりとひとまわりするだけで広がる、新しい世界。『ぐるりひとまわり (リトル・アイ 10)』は、子どもも大人も一緒に楽しめる「見る喜び」の絵本です。身近な景色に潜む小さな発見を、ぜひこの本と一緒に体験してみてください。